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「許されない恋愛は気持ちいいですか」2年付き合った彼氏に浮気された女性…リアルすぎる恋愛漫画がグサグサ刺さる

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「許されない恋愛は気持ちいいですか」2年付き合った彼氏に浮気された女性…リアルすぎる恋愛漫画がグサグサ刺さる

にくまん子さんの「いつだって最高のスポットライトを」が話題

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、にくまん子さんがTwitterに投稿した、「いつだって最高のスポットライトを」。同作は単行本「いつも憂き世にこめのめし」にも収録されており、恋人に浮気され別れた直後の女性のリアルな心情を描いた展開に、「つらすぎる」「めちゃくちゃ刺さった」「人間味あふれてて好き」などの感想が寄せられた。今回は、作者のにくまん子さんに創作の背景などを伺った。【漫画を読む】生々しい感情描写が刺さる…!「いつだって最高のスポットライトを」■「一生幸せになるな」リアルな怒りと感情の詰まった短編とある喫茶店で、2年間付き合った彼氏に別れを切り出された女性。彼の横には、彼の浮気相手で別れの原因でもある職場の後輩女性が座っている。別れ話は静かに終わり、涙する後輩女性と優しく抱き寄せる彼の姿を横目に店を出て、ひとり別の店でお酒を飲む女性。友人らに通話やメッセージで励まされながら、この別れを振り返る。「あっという間だったな」と思いながらも、「もっとドラマチックにすべきだったのだろうか」「気持ちいいですか許されない恋愛は」「人を勝手に脇役にするな」と冷静に怒りが湧いてくる。どうすればよかったのかと振り返っているうちに、道端で涙が止まらなくなってしまい、「偉いぞすごいぞよく我慢した」「あいつら絶対許さん一生幸せになるな」と、リアルな感情が溢れ出す。この物語に読者からは「わかりすぎる」「幸せになってほしい」「慰めてくれる女友達最高」などのコメントが集まっているほか、9月22日時点で約11.7万いいねが寄せられるなど大きな反響を呼んでいる。今回は、作者のにくまん子さんに創作の背景などについて話を聞いた。■「言葉の代わりに空間が語ってくれるような印象に」――この作品はどのようにして生まれましたか?また、作品にはにくまん子さんご自身の経験なども反映されているのでしょうか?元々漫画を描き始めた頃、常に「私が描く漫画は心をえぐるものでなくてはいけない!」と必死になっていたのですが、同時に自分の体力も心も削っていく行為だと気付きました。今後も漫画の活動をもっと長く続けたいと思った時、今までとは違う角度で制作し、表現していけるテーマはないものかと考えていたところで描き始めたのが、「いつだって最高のスポットライトを」も収録されている単行本「いつも憂き世にこめのめし」です。作品自体は私の体験がベースのものもあったりしますが、他にも友人の話や、カフェや居酒屋で聞こえてきたカップルの話を元にしたりしていて、「こんな展開だったら結末はどう変わってたのかな」とか、ifの世界を漫画で描いてみたりなど、虚実を行ったり来たりしながら楽しみつつ描いています。――この作品のなかで、描くのが難しかった場面やセリフなどはありますか?今回はほぼ主人公のモノローグと無言のコマが多い作品にしたかったので、普段省略している背景の書き込みを意識しました。言葉の代わりに空間が語ってくれるような印象にするにはどれくらい描くべきか等を考えることが少し難しかったように思います。普段から人物と背景の関係性で悩むことが多いので、良い経験になりました。――一方で、描いていて楽しかった場面がありましたら教えてください。脇役たちのセリフや立ち回りでしょうか。愛すべき女友だち「史上最悪の不作★ボジョレー乳房」のメンバー(笑)と、最後の酔っぱらいのうるさいお兄ちゃんとか…(笑)。主人公が話さない分、代弁者のような立場を作りたかったんだと思います。私自身、現実世界でも、テレビ観てたり道を歩いているとふと耳に入った言葉が妙に脳裏に焼き付いて離れない…みたいな経験があったりして、そういうのってなんか知らんけど、もしかして私へのお告げなのかな!?と私は都合よく勘違いしたりするのですが…(笑)。バタフライエフェクトみたいな大げさな話ではないんですけど、知らないところで人や物事が離れたり繋がったりしているのかも、と思うと面白いなと思います。――にくまん子さんの作品は、恋愛にまつわる生々しくてまっすぐでちょっぴりダークな女性の心情描写が特徴のように感じます。こういった作風にいたったきっかけを教えてください。元々恋愛話を描こうとは思っていなくて、人間の表情や感情、関係性を描くのが好きでした。そういったことを意識していくうちに、人の感情の濃厚なぶつけ合いを描くことをテーマにしていく中で男女の恋愛や女性の激しい内面を描くようになりました。他にも、涙や汗の描写も好きでよく描いています。人の内側にある熱が漏れ出しているような魅力を感じており、そういった熱量が読者にも伝われば良いなと思って描いています。――Twitterでのアップ後や単行本の発売後、とても大きな反響があったかと思います。特に印象に残っている読者からの反響があれば教えてください。Twitterでは毎回過剰にエゴサをしまくっているわたくしですが、皆さんのさまざまな感想を見ることができて本当に嬉しいです!爆速で見つけるので皆さんに嫌がられてないか心配ですが…(笑)。「そのコマのそんなところまで見てるの!?」みたいに、描いている私からは想像できないような角度で楽しんでいたりして、新たな作品の「答え」を見つけてもらってるような気持ちで、とてもありがたいです。他にも、漫画に対して「良い温度、いい湯加減」とコメントしていただいているのを見かけて、めちゃめちゃぴったりな表現だ~!と嬉しくなってしまいました。――この作品の女性のように恋愛でつらい思いをしている読者やファンの方に、メッセージがあればお願いいたします。恋愛も生活も人生も、「なんで私だけ…」と、なんだかどうにもうまくいかない時ってたまにありますが、そういうものって良いも悪いも比較するものでもないので、自分にとって居心地の空間と景色を日々見つけて大事にしていくことが一番だと、私も日頃考えたりします。辛いことが続くこの状況ではありますが、お互い心穏やかに健康第一で過ごしていきたいですね。

最終更新:WEBザテレビジョン