Windows 11ミニTips(25) 「既定のターミナルアプリ」とは何か? | マイナビニュース マイナビニュース マイナビ
Windowsコンソールホストの実体である「conhost.exe」
Microsoftは公式ドキュメントでも、WindowsコンソールAPIの段階的廃止を表明し、Windowsターミナルへの移行をうながしている。Windowsターミナルの将来像はこちらで確認できるが、同社が12月中旬に公開した公式ブログでは今後、Windows 11の既定ターミナルアプリをWindowsターミナルに置き換えることを明らかにした。
では、既定のターミナルアプリとは? と読者諸氏は思われるのでないだろうか。その答えは、端的に述べれば「コマンドラインアプリの実行環境を選択できる」ものである。従来はOSがフックしていたターミナルアプリだが、Microsoftはこの部分を解放し、推奨アプリとしてWindowsターミナルを提唱しているのだ。
既定のターミナルアプリとして、Windowsコンソールホストを使い続ける利点は少ないため、コマンドラインアプリの使用頻度が多い方は、以下の手順で設定を変更しよう。
下図はエクスプローラーからバッチファイルを実行したものだが、コマンドラインアプリを実行するターミナルアプリが切り替わっていることにお気付きだろうか。
ただし、バッチファイルを管理者権限で実行する際は、Windowsコンソールホストが起動した(Windows 11 バージョン21H2)。この辺りは今後改善していくのだろう。
あくつよしかず1972年生まれのITライター。PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部員を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛しつつ、PC関連の著書を多数手がける。近年はBtoCにとどまらず、BtoBソリューションの取材やインタビューが主戦場。休肝日を設けず日々飲み続けてきたが、γ-GTP値が急激に増加し、早急な対応を求められている。
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