lifehacker lifehacker LifeHacker LifeHacker Bluetoothがつながらない原因と解決策|デバイス以外に問題も
Bluetoothによってデバイス同士が連携できるようになって20年以上経ちます。
しかし、デバイス間のBluetooth接続は、今でもうまくいかないことがあったり、接続しようとすると様々な問題が起こったりします。
今回は、Bluetoothが使用可能なデバイスと接続しようとして起こる問題のトラブルシューティングをご紹介します。
目次
1. 範囲を調べる
2. 両方のデバイスを再起動する
3. Bluetoothがオンになっているか確認
4. ペアリングの確認
5. 妨害となっている物の確認
6. デバイスを削除する
7. メーカーの情報を確認する
8. 他のデバイスで試す
範囲を調べる
2つのBluetoothデバイスを接続させようとして問題が起こっている場合は、まずデバイス同士が接続できる範囲内にあるかを確認してください。
通常は、約9メートルかそれ以下です。Bluetoothの信号は、壁や天井のような固い物も通過しますが、このような障害物があると信号が届く範囲が狭くもなります。
Bluetoothは、各デバイスのアンテナが発する電波によってデータを送受信します。
同じ無線周波数を使う他のデバイスの送受信を妨げないため、またバッテリーの使用量を減らすために、Bluetoothのパワーは弱いです。つまり、Bluetoothの信号は、ハイパワーなWiFiの信号や商業用のラジオ局の電波ほど遠くに届きません。
両方のデバイスを再起動する
「電源を切ってから、もう一度入れてみてください」というアドバイスは、デジタル業界では当たり前過ぎて冗談のようになっていますが、実際にBluetoothを接続し直すというのは効果があります。
信号を送信しているデバイス(パソコン、タブレット、スマホなど)のBluetooth機能をオフにしてからもう一度オンにして、受信しているデバイス(キーボード、スピーカー、マウスなど)をメーカーの説明にしたがってペアリングモードにします。
これで、デバイスのBluetooth接続が復活するかもしれません。
これでうまくいかない場合は、送受信している両方のデバイスの電源を切り、それから送信する方のデバイスを再起動して、完全に起動し終わってから、受信するほうのデバイスを起動してペアリングします。
Bluetoothがオンになっているか確認
「電源を入れ直してください」と同じくらいバカみたいなアドバイスだと思うかもしれませんが、スマホのバッテリーが切れそうな時など、デバイスが低電力モードになっている時は、Bluetoothの機能が無効になっている可能性があります。
また、機内モードにしている時は、Bluetoothは無効になるというのも覚えておいてください。
バッテリーが切れそうということで言えば、受信する方のデバイスも、アンテナがフルで機能できるくらい十分に充電されているか確認しましょう。
ペアリングの確認
スピーカーなどのBluetoothデバイスの多くは、最後に接続したデバイスが電波の範囲内にある場合は、電源が入った時に自動的に接続します。
これは便利な機能ではありますが、例えばタブレットからBluetoothスピーカーに音楽を流したいのに、スピーカーが自動的にスマホに接続しようとするような場合は少しイラッとします。
このような問題を解消するには、接続してほしくないデバイスのBluetooth機能をオフにし、それから接続したいデバイスとペアリングし直します。
もしくは、受信するデバイスのBluetoothのペアリングモードを有効にし(スピーカーの場合はBluetoothボタンや電源ボタンを長押しするなど)、それから再度接続します。
ペアリングコードを入力したり、ペアリングの要求を受けるようにしなければならないBluetoothデバイスもあります。
例えば、Bluetoothのキーボードは、パソコンやタブレットと接続するのに特定のコードを入力しなければならないものが多いです。
2つのデバイスのペアリングに時間がかかり過ぎている場合は、ペアリングの承認やコード入力が求められていないか、デバイスの画面を確認してください。
妨害となっている物の確認
Bluetoothが送受信する信号と同じ、低周波の範囲を使用するデバイスはたくさんあります。
赤ちゃんモニター、コードレス電話、電子レンジ、照明器具なども、Bluetoothと同じ2.4GHzの周波数で信号を送受信していることがあります。
Bluetooth接続がうまくいかない場合は、このようなデバイスを範囲外の場所に移動させてみてください。
2.4GHzの周波数のWiFiもBluetooth接続を妨害することがあるので、Bluetooth接続がうまくいかない時は、送受信しているデバイスのWiFi機能を一旦オフにしましょう。もしくは妨害となる可能性のある2.4GHzの周波数を使用する物がたくさんある部屋から移動して、再度ペアリングしてみてください。
また、互換性がある場合は、より多くのデバイスが接続できる5GHzのネットワークにつないでみるか、ルータの2.4GHzのチャンネルを変更してみてください。
また、人体もBluetooth信号を妨害することがあります。人間の体の主成分は水なので、水が間にあると送受信がうまくいかないことがあるのです。
ですから、ワイヤレスのヘッドホンなどを使っていて、Bluetooth接続が途切れる場合は、送受信しているデバイスと自分の体の位置に気をつけてみましょう。
デバイスを削除する
ほとんどのパソコン、タブレット、スマホは、一度Bluetooth接続をしたら、受信する方のデバイスがアクティブになると自動的に接続しようとします。
しかし、接続がうまくいかない場合は、受信する方のデバイスを(ペアリングのリストから)削除して、もう一度やり直すといいでしょう。
そうするには、Bluetoothの設定画面に行き、受信できないデバイスを探して、リストから削除します。
それから、デバイスを再度ペアリングモードにして、Bluetooth接続可能なデバイスのスキャンをしましょう。
メーカーの情報を確認する
Bluetoothデバイスのメーカーが、WebサイトなどでBluetoothの接続問題を修正する具体的な手順をアップデートすることがあります。
もしくは、デバイス同士の互換性に問題がある場合は、その情報を掲載している可能性もあるので、Bluetooth接続しようとしてうまくいかないなどトラブルがある時は、メーカーのWebサイトをチェックするようにしましょう。
さらに、Boseのポータブルスピーカーやカーステレオのようなデバイスの中には、定期的にソフトウェアをアップデートしなければならないものもあるので、自分のデバイスがそのようなタイプかをチェックしておいたほうがいいでしょう。
パソコンでも(特にWindows PC)、新しいOSをインストールした時など、Bluetoothアンテナのドライバーが古くなることがあります。
そのようなパソコンの場合は、ドライバーのアップデートが必要かどうかチェックしましょう。
パソコンがMacで、上記の対処法をいくつか試してもうまく接続できなかった場合は、パソコンのBluetoothモジュールをリセットしなければならないかもしれません。
リセットするには、Option+Shiftキーを一緒に押した状態で、メニューバーのBluetoothアイコンをクリックします(Bluetoothアイコンがメニューバーにない場合は、システム環境設定の「Bluetooth」で「メニューバーにBluetoothを表示」のボックスとチェックします)。
Bluetoothアイコンをクリックすると「デバッグ」のオプションが表示されます。
にマウスオーバーし、「Bluetoothモジュールをリセット」をクリックします。リセットが終わったら、Macを再起動し、再度デバイスに接続してみましょう。
Bluetoothドライバーが最新かを確認するだけでなく、パソコンのBluetoothトラブルシューティングツールを実行することもできます。
Windows 10で実行するには「スタートボタン > 設定 > 更新とセキュリティ > トラブルシューティング」で、「他の問題の発見と解決」の「Bluetooth」を選んでから実行します。
すると、ソフトウェアが問題を解決する手順を実行します。
他のデバイスで試す
上記の対処法をすべて試しても、まだ接続がうまくいかない場合は、デバイス自体に問題があるかもしれません。それを確認するには、他のデバイスで接続ができるか試してみましょう。
例えば、Bluetoothスピーカーがタブレットと接続できない場合は、スマホやパソコンと接続してみます。
これで接続ができれば、タブレットに問題があるとわかります。
どんなデバイスとも接続できない場合は、スピーカーに問題がある可能性が高いので、返品や交換をしたり、買い直したほうがいいでしょう。
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Source: Apple
Michael Franco - Lifehacker US[原文]