レノボ、ゲーミングPC「Lenovo Legion Y720 Tower」+液晶モニター「L27q-10」レビュー
2017年初めにゲーミングブランドであるLenovo Legion(レノボ・レギオン)を立ち上げたレノボ・ジャパン。昨年の8月にそのLenovo Legionの製品として発表されたのが、Lenovo Legion Y720 Towerだ。ハイパフォーマンスなゲーマー向けをうたうこの製品。IntelのCoreシリーズを搭載する製品もあるが、AMDのCPUであるRyzenを搭載する製品も同時にラインナップされている。
そのパフォーマンスと価格から話題を呼んだRyzenシリーズは、昨年2月に自作PC用のPCパーツとして単体発売された。長い間、CPUだけでなく対応マザーボードも売り切れの状態が続いたのは、自作ユーザーの間では記憶に新しい。今回紹介するのはそのRyzen 7 1800Xという上位モデルを搭載したデスクトップPCだ。CPUだけでなく、GPUにもAMD製のRadeon RX 570が採用されており、AMDファンにはたまらない構成となっている。もちろんIntelやAMDといったメーカーにこだわらないライトユーザーにもうれしい話で、コストパフォーマンスが高いという特徴を持っている。
AMDは長らくIntelとの競争には後塵を排しており、ここ数年AMD CPUを搭載したPCはなくはないものの、目立たない存在となっていた。しかし、ここに来てAMDのCPUを採用するPCが多数登場しつつある。コストパフォーマンスの高いCPUとGPUを得て、ようやくAMDに反撃の態勢が整ったわけだ。
今回、そのLegion Y720 TowerのAMD CPU搭載バージョンの実機と、27型WQHD液晶を採用したモニターのLenovo L27q-10をお借りすることができたので、こちらを使ってレビューをしていきたいと思う。