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【松本 潤】「主演が必ずしもリーダーだとは思っていない」(GOETHE) - Yahoo!ニュース

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【松本 潤】「主演が必ずしもリーダーだとは思っていない」(GOETHE) - Yahoo!ニュース

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最上級に熱心な人

20年以上、嵐のメンバーとしてエンタテインメントの第一線に立ち続けてきた松本潤。常に仕事に熱心に向き合うことで知られている松本に、役者としてのオファーは絶えない。現在、主演映画『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』が公開中。さらに、2023年の大河ドラマ『どうする家康』の主演に抜擢され、注目を集めるなか、今月放送がスタートしたドラマ『となりのチカラ』では、主人公の中越チカラを演じている。脚本を手がけるのは、ドラマ『家政婦のミタ』などで知られるヒットメーカー、遊川(ゆかわ)和彦。「同じマンションの住人たちがそれぞれ抱えている悩みや問題に、おせっかいにも首を突っこみ、どうにか救おうとするチカラは、頼りない“中腰ヒーロー”。最初にこの話を聞いた時に、キャラクター含めすごく面白いと思ったんですが、いざ脚本が上がってきたら、常にチカラが登場してひたすら喋っていて。これは、遊川さんからの挑戦状だと思いました(笑)」松本いわく「チカラという人物は、遊川さんのなかの一部。現場で演出を受けていると、僕と遊川さんのどっちがチカラかわからなくなることがある」とか。「チカラを生き生きと演じるためのアプローチとして、遊川さんとは、計算して出てくるものや、ただ正解を見せてもつまらないよね、という話をしています。チカラは僕とは全然違うタイプで、話し方や声のトーン、身体の使い方などを少しずつ現場でなじませながら、丁寧に作り上げている感覚。こういうオリジナルのキャラを一から作り上げる作業は久しぶりで、なかなかの難産でしたが、演じていくうちに徐々にクリアになってきて、やりがいを感じています」完璧でカリスマ性を持つというより、共感力を武器にしているチカラは、ある意味、これからの時代に求められるリーダー像でもある。松本もまた、座長を務めることが多いが、現場では、リーダーシップはどのように取っているのだろう。「主演が必ずしもリーダーだとは思っていないし、役を大小で捉えたことはありません。どの立ち位置であろうが、ひとつの作品を作るうえではパズルのピース。ドラマや映画の現場は、役者やスタッフも含め、各セクションがそれぞれの仕事をしないと成り立たないので、みんなでどういう風にパズルを完成させるかが重要だと思っています。ただ、そんな共同作業のなかで、自分がやるべきこと+楽しめる現場であるとか、一緒にいる人が少しでも頑張ろうと思えるような何かを自分が与えられたらいいなと思うし、僕自身も誰かにそれを与えてもらったら気持ちがいい。だから僕が場をまとめている、なんてことは全然なくて。むしろ『それは違うんじゃない?』と意見ばかりしてるぐらい(笑)。でもそこには“僕だから言える”のではなく、僕が率先して言うことでみんなも気軽に意見できる環境をつくりたい、という思いがあるんです」カリスマ性だけではない、松本の熱心な姿勢がよきチームワークを生みだしているのだ。 Jun Matsumoto1983年8月30日東京都生まれ。役者としても活躍中。主演映画『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』が公開中。2023年に放送予定のNHK大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合)では、主演の徳川家康を演じる。『となりのチカラ』脚本:遊川和彦出演:松本 潤、上戸 彩テレビ朝日系・毎週木曜21:00~思いやりと人間愛に溢れた、新時代の“中腰ヒーロー”が孤独に生きる現代人の心を救う、社会派ホームコメディ。TEXT=若山あやPHOTOGRAPH=片桐史郎(TROLLEY)STYLING=丸本達彦(UNFORM)HAIR&MAKE-UP=中島康平

最終更新:GOETHE