沿って, smartwatches 01/08/2022

「動作が遅い」…VDIの不満を放置するといずれ払わされる深刻な代償とは - テレワーク環境の質が企業:日経クロステック Active

 「テレワーク環境の質向上」が新たな経営課題として浮上している。長期化するコロナ禍で組織の競争力を維持したり、デジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させたりする基盤として、あらためてテレワーク環境の重要性が増しているからだ。

 では、いかにその「質」を高めるか。注目したいのが、サーバー上にPC環境を構築し、従業員が自宅の端末から職場と同じ作業をできるようにする、仮想デスクトップ(VDI)だ。元々、リモートワークやセキュリティ強化の対策として大手企業の一部で導入が進んでいたが、コロナ禍に直面して再注目され、企業や自治体で導入が相次ぐようになった。

 しかし、利便性が知られる一方、課題も浮き彫りとなっている。例えば、Web会議では、カメラを有効にするとCPU負荷が高くなることで、Web会議の実行が不安定になったり、資料の共有や音声にも影響を及ぼしてしまったりするケースがある。そのほかにも、VDIによって、Webブラウザ上の表示や動画再生、Officeアプリケーションの文字入力や画面切り替え、PDFの表示などが遅いといったケースもある。これは、描画するデータの変換・圧縮などの負荷でサーバーのパフォーマンスに影響を与えることで生じる。

「動作が遅い」…VDIの不満を放置するといずれ払わされる深刻な代償とは - テレワーク環境の質が企業:日経クロステック Active

 また、3次元CADを扱う設計開発部門や高精細画像の解析を行う研究部門によっては、業務に必要な高性能なワークステーションのVDI化がコストや性能面で見合わないとして、テレワークを導入できていないケースも多い。

 さらに、VDIを導入済みの企業や官公庁・自治体でも、年数が経過し、デジタル化が進む現在の業務にサーバーのスペック・リソースが不足してしまっている現実も無視できない。

 パフォーマンスが低い環境下では組織の生産性低下は避けられず、最悪の場合、よりよい環境を求める優秀な人材の流出まで招きかねない。テレワーク環境は単に「利用ができる」だけではもはや不十分で、組織の競争力維持の観点からも向き合わねばならないのだ。

 そうした中、現状の課題を解決する注目のVDIソリューションが登場した。業務内容に応じた高品質なテレワーク環境を柔軟に整備でき、設計開発・研究部門のテレワークも実現できるという新たな選択肢について紹介しよう。

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