旧プランから乗り換えたほうが得?楽天モバイルの新料金プランの特徴と変更方法|@DIME アットダイム
第4のキャリアとして、2020年より携帯キャリア事業(MNO)に参入した楽天モバイル。自社回線エリアも大幅に拡大しており、エリア内であれば最大3,278円でデータ利用量が無制限になる料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」も好評だ。本記事では、旧プランから現プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」への変更方法と、新旧プランを違いについて比較しながら解説する。
楽天モバイルのプラン変更方法
2021年6月初旬現在、新規申込者の料金プランは「Rakuten UN-LIMIT VI」のみ。以前の料金プランである「Rakuten UN-LIMIT V」をはじめ、楽天モバイル(ドコモ回線/au回線)の通話SIM料金プラン「スーパーホーダイ」「組み合わせプラン」「コミコミプラン」については、現在新規の申し込みを受け付けていない。
旧プランから現プランへの変更方法は、どの旧プランを契約しているかによって必要な手続きが異なる。「Rakuten UN-LIMIT V」プランを利用していたユーザーは、2021年4月1日時点で「Rakuten UN-LIMIT VI」へ自動で切り替わっているため、特に手続きは不要。
一方、「スーパーホーダイ」「組み合わせプラン」「コミコミプラン」のユーザーは、Webまたは店頭でプラン変更手続きが必要だ。2021年6月時点で旧プランがいつまで使えるのか、サービス停止についてのアナウンスは出ていないが、プランを変更したい場合に契約解除料等は発生せず、無料で変更ができる。変更の手続き方法は、Web・店頭で手順が異なるため事前に確認してほしい。
旧プランを使っている人向けの会員ページ「メンバーズステーション」にアクセスし、次の手順に沿って変更手続きをしよう。
【Rakuten UN-LIMIT VIへのプラン変更手順(Web)】
1. メンバーズステーションにアクセスし、プラン変更(移行)画面から手続きを行う2. 楽天回線申し込み画面で案内に従い手続きをする(ここで製品の購入やオプションサービスの選択も可能)3. 製品、SIMが届いたら初期設定を行う
初期設定は、申し込みの内容や利用する端末によって異なるため、公式ページのプラン移行方法を確認しながら設定しよう。
店頭で手続きを行う際は、同じ楽天モバイル内の手続きだが、MNP予約番号の取得が必要。店頭でのスムーズにプラン変更のため、事前にMNP予約番号を取得し、本人確認書類などを用意した上で店舗に訪れよう。
【Rakuten UN-LIMIT VIへのプラン変更手順(店頭)】
1. 店舗に行く前に、「メンバーズステーション」トップページの「MNP予約番号発行・確認について」からMNP予約番号を取得する2. 必要なものを用意する ・1で発行したMNP予約番号 ・本人確認書類(運転免許証、運転経歴証明書、マイナンバーカードなど) ・楽天会員情報(楽天会員ユーザID、パスワード) ・利用中の端末3. 店舗に行き、スタッフの案内に従い変更手続きを行う
旧プランと「Rakuten UN-LIMIT VI」プランの違い
*公式サイト(https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/migration/?tab-list=tab-menu4#migration-flow)より
では、旧プランと新プランの違いは具体的にどこにあるのだろうか。ここでは3つの違いを紹介したい。
「スーパーホーダイ」「組み合わせプラン」は毎月のデータ容量があらかじめ設定されており、そのデータ量によってプラン料金が変わる。「組み合わせプラン」ではデータ容量の繰越しや月1回までプランの変更も可能だが、都度手続きが必要。新プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」のプラン料金は4段階に設定されており、使ったデータ量に応じて料金が変わる仕組みを採用している。
「Rakuten UN-LIMIT VI」では、専用アプリ「Rakuten Link」を利用した国内通話は、無料でかけ放題。以前のプランでは、「楽天でんわ」アプリの利用で10分以内の国内通話がかけ放題だったため、現プランでは時間の制限が取り払われたかたちだ。
新プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」は「Rakuten Link」アプリを利用すると、SMSも使い放題(一部の海外利用を除く)。「スーパーホーダイ」「組み合わせプラン」では、通常のSMSを利用することになるため、国内で「3円/70文字(全角)」の料金が発生する。
楽天モバイル旧プランユーザーは「Rakuten UN-LIMIT VI」にプラン変更したほうがいい?
月々のデータ使用量にかかわらず、旧プランより現在の「Rakuten UN-LIMIT VI」が総合的に安い料金設定となっている。そのため、特別な事情がない限りはプランの変更を行った方がお得になるケースが多い。
旧プランの料金は、「スーパーホーダイ」でもっとも安い「プランS」でも月額料金は3,278円、「組み合わせプラン 3.1GBプラン」でも1,760円ほど。一方「Rakuten UN-LIMIT VI」は、0GB〜1GBまでは0円(2回線目以降は0GB~3GBまで税込み1,078円)で利用でき、3GBまでは1,078円、20GB までは2,178円、20GB以上はどれだけ使用しても税込3,278円だ。
ただし、事前に確認しておきたいのが、楽天自社回線エリアの範囲内にいるかどうか。自社回線以外ではパートナー回線(au)に切り替わるため、使用できないわけではないが、パートナーエリアでのデータ使用量は5GB/月と制限がある(5BGを超えた場合は速度制限あり)。公式サイトの「楽天回線 4G LTEエリア」からご自身の住むエリアに対応しているかチェックしておこう。
※データは2021年6月上旬時点のもの。※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。
文/oki