沿って, smartwatches 08/03/2023

メインスマホとして十分使える、異次元のミドルレンジ OPPO Reno3 A

OPPOから登場した、3万円台のSIMフリースマホ「OPPO Reno3 A」。いわゆるミドルレンジ(中価格)スマホの中でも安く『機能や性能が物足りないのではないか』と身構えてしまう人もいるでしょう。

しかし、本機はそんなイメージを覆す、ミドルレンジとして良い意味で「異次元」の機能と性能を備えたスマホとなっています。

本稿では「OPPO Reno3 A」がメインスマホとして十分使える理由、そして先代「OPPO Reno A」からの進化ポイントをまとめました。

ハイエンドスマホ並み4眼カメラ

メインスマホとして十分使える理由の1つが、約4800万画素センサーを含む4眼カメラです。カメラ構成は「超広角約119°」(約800万画素)、「広角」(約4800万画素)、「モノクロ」(約200万画素)、「ポートレート用」(約200万画素)となっています。

特に「広角」のメインカメラは4800万画素とハイエンドスマホ並の高画素。実際に撮影してみると、あいにくの天候にも関わらず、建物や風景のディテールを細やかに描写してくれます。

「望遠」カメラは非搭載ですが、前述の約4800万画素を活かしたデジタルズームが実用的です。デジタルズームはメニューから2倍と5倍に切替えられ、ピンチ操作で最大10倍ズームまで可能となっています。

画角が約119°の「超広角」レンズを使えば、空間に広がりのある写真に仕上がります。建築物や集合写真の撮影など、画角が足りないと感じる場合にも役立ちます。

AIが被写体やシーンを認識し、自動で最適なカメラ設定にする機能も搭載します。例えばカメラを料理に向けると、被写体を自動で「料理」と認識し、温かみがあるアンバー寄りの色調に仕上げてくれます。

「夜景モード」なら、スマホ撮影とは思えないキレイな夜景を撮影可能。画像処理でノイズやブレ、明暗差の階調再現を補正してくれる機能となります。

このほか、一眼カメラ風に背景をぼかして人物を撮影できる「ポートレートモード」も搭載します。ポートレート用のカメラを活用し、レトロな色味を加えるほか、人物が際立つ写りとなり、印象的な人物写真を撮影するのに向きます。

FeliCa対応でキャッシュレスもフルに活用可能

メインスマホとして十分使える理由の2つ目は「FeliCa」への対応です。

FeliCaに対応することで、電車で移動する際にスマホをかざすだけで改札を通過できるほか、新型コロナウイルス感染症の拡大で注目されているキャッシュレス決済もフルに活用できます。

キャッシュレス決済はQRコードをかざす方式もありますが、やはりスマホをかざすだけで「ピッ」と決済できるFeliCaは便利。ミドルレンジではFeliCa非搭載の機種も多い中で、しっかり対応しているのは嬉しいポイントです。

4025mAhバッテリーは急速充電にも対応

メインスマホとして十分使える理由の3つ目は、急速充電に対応した大容量バッテリーです。

朝起きてスマホの充電を忘れたことに気づき、焦った経験もある人もいるでしょう。「OPPO Reno3 A」は急速充電「Quick Charge 2.0」に対応しており、実際に試してみたところ、10分で約10%の充電が可能でした。ハイエンドスマホの超急速充電並みとはいきませんが、応急的に一定のバッテリー残量を確保できるのは安心感があります。また、5%から充電を開始して、約2時間で満充電となりました。


 メインスマホとして十分使える、異次元のミドルレンジ OPPO Reno3 A

バッテリー容量も4025mAhと余裕があるため、一旦満充電しておけば、普段使いなら終日バッテリー残量を気にする必要はありません。

この価格帯で異例、有機ELディスプレイ搭載

理由の4つ目は、この価格帯のスマホでは異例となる有機ELディスプレイの搭載です。有機ELディスプレイは、液晶ディスプレイに比べて黒を正確に表示でき、発色も鮮やか。応答も高速で動画やスクロール時の残像が少ない特徴があります。

昨今、高価なハイエンドスマホでは有機ELディスプレイへの移行が進んでいますが、ミドルレンジスマホではまだまだ液晶ディスプレイが一般的です。一方の「OPPO Reno3 A」は、6.44インチと大画面な高精細 2400 x 1080ドットの有機ELディスプレイを搭載。同等価格帯の製品に対してワンランク上の表示品質を実現していると言えます。

防水性能もアップ

理由の5つ目は、防水防塵への対応です。

メインスマホとして日常的に使用していると、突然の雨で濡れてしまったり、新型コロナウイルス対策で手洗いした後に濡れた手のまま操作したりすることもあるでしょう。

そういった場合でも、問題なく使えるのは安心です。なお、保護等級も先代の「OPPO Reno A」のIP67からIP68に向上しており、安心度がましています。

手になじむサイズ感

大画面なのに持ちやすい──。これも「OPPO Reno3 A」の特徴の1つです。横幅は74.1mmと、先代の「OPPO Reno A」よりわずかに細くなっていますが、握ったときの感触は大幅に向上しています。これは『片手での持ちやすさ』を人間工学にもとづいて追求した結果です。

いざ手にすると、に6.44インチという大画面を感じさせない持ちやすさ。ポケットにも出し入れしやすく、持ち運びが苦になりません。

ゲーム操作も快適な「ゲームブースト 2.0」

ゲームプレイに最適化した機能も搭載します。それが「ゲームブースト 2.0」です。これは、ゲームプレイ時に、タッチパネルに発生するわずかな遅延を、タッチサンプルレートを最適化することで解消する機能。リフレッシュレートも調整してくれるので、より快適にゲームを楽しむことができます。

先代「OPPO Reno A」から性能はダウングレード? 実際は遜色なし

前述のような特徴を持つ「OPPO Reno3 A」ですが、先代の「OPPO Reno A」に比べると、SoC(CPUやGPUなどを1チップ化したもの)が、「Snapdragon 710」から「Snapdragon 665」に一見ダウングレードしています。この点が気になっており、購入を迷っている方もいるのではないでしょうか。

確かに「Snapdragon 700番台」から「600番台」となっていますが、SoCの世代的には「Snapdragon 665」のほうが最新。試しにAnTuTuベンチマークを試したところ、スコアは「183537」でした。「OPPO Reno A」が「207219」なので、大きな性能差というわけではありません。

また「OPPO Reno A」から「OPPO Reno3 A」への進化点をおさらいすると、カメラが2眼から4眼になったほか、防水防塵がIP68となり、ストレージ容量も全モデルで128GBとなるなど充実。急速充電への対応などもあり、十分に進化したモデルと言えます。

ミドルレンジの常識を覆すスマホ

従来のミドルレンジスマホは機能や性能が物足りないことが多く、スマホを使いこなすユーザーには向かない印象がありました。一方の「OPPO Reno3 A」は日常利用に関しては高価なハイエンドスマホと遜色ないレベルに達しており、ミドルレンジの常識を覆す、まさに「異次元」のスマホと言えます。