フラットベッドスキャナーが売ってないので僕は散歩に出掛けた:CloseBox(1/4 ページ) - ITmedia NEWS
フラットベッドスキャナーが急に必要になったのだが、困っている。
我が家には妻が使っていたキヤノンの古いフラットベッドスキャナーがあるのだが、MacでもWindowsでも最新OSで使えない。ドライバが動かず認識しないのだ。
その後継製品であるキヤノン「CanoScan CS LIDE400」はおよそ1万円の手頃な価格で評判も良いのだが、キヤノンのオンラインショップで4カ月待ちだ。
CanoScan CS LIDE400の納期は4カ月それもそのはず、このモデルは2018年発売。3年間、この分野では新製品が出ていないのである。即納できないということは、需要が少なくて生産数も抑えているのだろう。以前はこのカテゴリーで出していたエプソンも4万円台の製品があるだけだ。
パーソナル向けスキャナーの世界はいつの間にかPFUの「ScanSnap」に代表されるADF(オートドキュメントフィーダー)が付属したドキュメントスキャナーが主流になっていて、以前は1万円以下で簡単に手に入ったはずの個人向けフラットベッドスキャナーは市場そのものが消えていたのである。
今スキャンしたいものは2つ。紙焼きした家族写真と、紙の雑誌の記事だ。どちらも、スマートフォンのカメラで読み取ることはできるのだが、周辺部分が曲がってしまったり、照明が映り込んでしまったりして、なかなか難しい部分がある。
紙焼き写真については以前、PFUの「Omoidori」が素晴らしくよかったのだが、iPhoneのサイズとカメラ位置を選ぶため、対応機種はギリギリiPhone 7まで(さらに4800円の追加モジュール必要)なのでちょっと難しい。
スマートフォンアプリにも便利なものがあって、Microsoftの「OfficeLens」Adobeの「Adobe Scan」は操作性、機能も優れている。筆者もよく使っているのだが、それでも画像のゆがみを修正しきれないところはあるので、フラットベッドスキャナーのように、フタでしっかり抑えて固定できた方が便利だ。
雑誌を開いて片手で抑えてもう片方の手で撮影するのはなかなかアクロバティックだし、指が写り込んでしまう。
インクジェットプリンタなどの複合機ならば、1万円前後クラスでもスキャナー機能が付いてくる。これを使えば良いのではと調べてみた。確かにそのくらいの価格帯で製品はある。でも、メイン機能であるプリンタを使うシーンをまるで思い付かないのでこれも却下。いつの間にかプリンタ部分が故障して粗大ごみとした経験があるのでやめておきたいところだが、価格的には十分「アリ」な案ではある。
キヤノンの「PIXUS TS3330」は600×1200dpiでスキャンできて、Amazonで9300円で売られている。おまけに印刷もできるそうだ、コンビニに行こう1|2|3|4次のページへCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.