沿って, smartwatches 01/06/2022

「GMTウォッチ」を解説! 超便利な、その使い方知ってますか?(LEON.JP) - Yahoo!ニュース

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時計に興味のある方なら、「GMTウォッチ」という名を一度は耳にしたことがあるでしょう。ベゼルに24までの数字が書いてあったり、ダイヤルに都市名がたくさん書いてあったりする、あの腕時計です。腕時計の常識を打ち破る!? 黒いスポーツウォッチがいまアツい一見、使いこなすのが難しそうに思えるかもしれませんが、GMTはグローバルな仕事や人間関係のある方には大変便利な機能です。その機能とバリエーションをご紹介します。

そもそも、時差という概念はいつ生まれたのか?

▲ 世界のタイムゾーンの地図。今いる場所の時刻に時差を加えれば、世界中の場所の現在時刻がわかる。

一日の中には夜と昼がありますが、地球全部が昼になったり、全部が夜になったりするわけではありませんね。地球が太陽の周りを1年間かけて回りながら、同時に24時間で1回のペースで自転しているので、太陽の光が当たっているところが昼に、当たらないところが夜になります。そして人が暮らす場所の時刻は、その場所の昼夜の周期に合わせて定義する必要があります。「世界の時間をひとつに統一してしまえば便利でしょう」と言う人がたまにいますが、それは無理な話。太陽が出ているのに夜だったり、またその逆だったりすると困りますよね。だから、世界の人々はそれぞれ違う時刻で生活しているのです。ただ、世界の人とコミュニケーション、ビジネスをスムーズに行うためには、世界の時刻が一定のルールで定義されている必要があります。つまり「東京が●時ならロンドンは▲時だ」という規則がハッキリしていれば、すぐに他の国の時間がわかり、連絡も取りやすい。そのために生まれたのが「時差」という概念です。

時差は、1884年の国際子午線会議で定められました。地球は24時間で360度回転するので(360÷24=15)、時差は経度15度ごとに1時間となり、世界の時刻を1時間ごとに24の時間帯(タイムゾーン)に分けて定義したのです。ワールドタイム(世界時間)という概念の誕生です。ワールドタイムの原点に決められたのが、イギリス・ロンドンのグリニッジ天文台の時間(グリニッジ標準時=Greewich Mean Time=GMT)。世界24のタイムゾーンの時刻は、この「GMTからプラスマイナス何時間か」で定義されているのです。

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