【インプレスeスポーツ部女子レトロゲーム班】黒田瑞貴、「ドラゴンスレイヤー」で19万5千回キーボードを叩き、ドラゴンを征伐! - PC Watch
インプレスeスポーツ部女子レトロゲーム班
こんにちは、黒田瑞貴です! 今回も1984年に日本ファルコムから発売された、『ドラゴンスレイヤー』の初代の続きをやって行こうと思います。 プロジェクトEGGでは440円で購入可能です。前回とんでもない勢いで記事を書いたんですが、今回は最終回ですので真面目にこのゲームの良さを皆さんに知ってもらえるよう、書いていこうと思います! よろしくお願いします。
レトロゲームは、ビジネス向けのPCでもさくさく動くということで、この連載ではマウスコンピューターさんの「mouse F5-i5」を利用していきます。おもな仕様は、Core i5-10210U、メモリ8GB、SSD 256GB、フルHD液晶を搭載しています。レトロゲームをプレイするさいの参考にしてくださいドラゴンスレイヤータイトル画面改めてざっくりとゲームを説明いたしますと、RPGというジャンルを日本に轟かせたゲームです。キャラクターを操作し、敵を倒して経験値をもらう。どんどんキャラクターを強化し、さらに強い敵と戦い目的を達成させる。私たち世代だとあって当たり前だったので、まだジャンルがなかったというのがあまりピンとこないんですが、ジャンルそのものを流行らすって歴史作ってる感じありますよね。シンプルにすごい。
そんな歴史ある作品なんですが、ツッコミどころもあり、レトロゲームならではの鬼畜さもありで、10時間くらいやっているのに未だ1面すらクリアできていない体たらくぶりです。今回はそんなドラスレ第1面攻略の全貌を、書いていきます。
前回、ようやくボスに辿り着いたので、今回はボス戦からです。このゲームのクリア条件は、ボスの3つ首ドラゴンを倒し、4つの王冠を持ち帰る事! ボスを倒すために、19万5千回キーボードを叩くことを決意した私は、6時間かけてようやく1本目の首を落としました!
が、なんの効果音も、なんのエフェクトもなく、「あ……、首なくなった……」といった感じでした。
ドラゴンの首を討ち取った!……、というよりなくなった……?案外あっさりなんだな……。2本目の首も追加で6時間かけ討伐。首がとれた以外に、ボスに特に変化はありません。
3本目の首を取りボスを倒すと、周りの宝箱から王冠が4つ現れるので、それを家に持ち帰れば1面クリア。ただ王冠をお化けが狙ってきます。取られてしまうと、フィールドのどこかにバラまかれてしまい、4つ一気に揃えるのがかなり難しくなります。その対策を考えました!
作戦その1「エクソシストって響きカッコいいよね大作戦」。
これは王冠を取って行ってしまうお化けが、十字架は通過できない、十字架上にいれば王冠を取られることもない、この特性を利用した作戦です。ボスと宝箱を十字架で囲み、そこに家を隣接させれば安全に移動ができます。
よし! 作戦が決まったので、まずは引っ越しだ! 家をボスのところまで持ってこよう!
家がない?あれ?
家がなくなってる……。
しかも隣に住んでたはずのタモさんも居なくなってる……。私の家はどこに行った??
こんな感じで家があったし、お隣にタモさんもいたんですがとりあえず魔法で家に帰ってみることに。魔法を開き、RETURN!
家が初期位置だし、大量のモンスター!え!!なぜか初期位置に戻ってるし、家から大量にモンスターが湧いてくる! タモリもここにいた! 囲まれて危うくやられるところでした。
どうやら首をはねる毎に、家は初期位置に戻る仕様らしい……。なので引っ越しは最後の首を切った後でないと意味がないらしく、後回しに。
次に予定していた、十字架集めをします。ここは完全に作業でした。
ドラゴンの周りに十字架を設置十字架を集め、いよいよボスにとどめを刺します!
えいや~!
画面がすごいチカチカ。18時間かけようやくボスを倒せました! 長かったぁあああああああ。もうクリアで良くないか。と思いつつクリア条件は4つの王冠を持ち帰る事なので続けます。
ボス討伐!背景の色が変わり、王冠とお化けが宝箱から現れ、十字架で囲んだ中から出られずにうろうろしています。そして残ったボスの胴体部分、攻撃はしてこないのですがなぜか残ったまま……。これに触るとマップのどこかに吹っ飛ばされます。
尻尾に気を使いながら、王冠を集めようとするも、ゲットした途端に、付近のお化けに取られてしまいます。
王冠集めをお化けが邪魔する王冠を持ったらすぐに十字架上に移動し、外のお化けからも中のお化けからも取られないように、保管しておく必要があります。そのために最終的に22個の十字架が必要でした。散らばっている十字架を、フィールドから集めるのも結構大変で、少しでも効率を上げるには、経験値を5万まで上げてから使えるようになる“FLY”の魔法で、飛びまわりながら探すのが早かったです。
これで完全包囲十字架がスタンバイ出来たら、王冠を1つずつ移動させます。そして遂に王冠を4つ集め終わりました! あとはもうウィニングラン!!!!
王冠を持った状態だと魔法が使えないので、手ぶらで家の上にいるいかにも強そうなティラノサウルスを倒し、ついに4つの王冠を家に持ち帰ることができました(泣)。
フィールド上にいるモンスターが消え、クリアの文字が!!
念願の1面クリア!!あああああああああああああああ! 終わったんだ!本当に終わったんだ。
初見プレイとはいえ、1面だけで30時間ほどかかりました。な、長かったぁ。でもその分達成感はすごいです! エフェクトやアニメーションなしでも、満足感はかなりあります!
が、余韻に浸る間もなく……。
間髪入れずに2面がスタート(´;ω;`)ウッ……。
もう……もうやめてくれぇ……。ゆ、許して下さい。レトロゲームの鬼畜さを存分に味わえた瞬間でした。
からの速攻2面開始ゆ、許して下さい昔はこんなに説明もなく難しいゲームの情報をどうやって集めていたか気になり、リスナーさんと話したところ、雑誌って意見が多かったです。1984年がRPG元年と呼ばれる理由が、ゲーム雑誌の中にRPGの項目ができた事からだったらしく、まさにでした! 本当にこれを当時プレイしていた方と、これらのゲーム達が歴史作ってきたんだな~と感動しました。
リスナーさんから色々昔の話を聞くとナイコン勢やら、ゲームのプログラムが雑誌に載ってたとか、知らない単語も沢山出てきて、何も知らない私には、なんだかすべて魅力的に聞こえました。
最近のゲームと比べると、確かに不便だったり、機能が落ちるんですが、ただドラスレには確実にドラスレにしかない楽しさがあります。
作業ゲーとパズル感がある、元祖RPG。ぜひ皆さんも鬼畜の所業、体感してみて下さい!
ご清覧ありがとうございました!
インプレスeスポーツ部女子レトロゲーム班『ドラゴンスレイヤー』3回目