シリアルポート付きの“ワークマン”PCはどこまで“普通”に使えるか(ITmedia PC USER) - Yahoo!ニュース
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8コメント8件7型ディスプレイ搭載ボディにTiger Lake Core i7クラスのCPUを詰め込んだOne-Netbook A1 Pro」
「One-Netbook A1 Pro」(以下、A1 Pro)は、中国One-Netbook Technologyの7型ディスプレイを搭載した2in1スタイルのモバイルPCだ。これまでの同メーカー製品と同様に、日本ではテックワンが「One-Netbook A1 Pro 国内正規版」として取り扱っており、1月28日から出荷が始まっている。価格は上位モデルが16万2800円、下位モデルで14万4100円だ(税込み、以下同様)。【写真】実測値で556gのボディーは片手で無理なく保持できる
従来モデルからCPUやメモリ、ストレージをパワーアップ
ボディーデザインや本体機構などは、2020年10月に日本国内で日本語版キーボード搭載モデルが登場した「One-Netbook A1」とほぼ共通だ。 一方で、従来モデルのOne-Netbook A1では第8世代Coreプロセッサ「Core M3-8100Y」(2コア4スレッド、1.1GHz~3.4GHz)だったCPUを、第11世代の「Core i7-1160G7」(4コア8スレッド、2.1GHz~4.4GHz)、もしくは「Core i5-1130G7」(4コア8スレッド、1.8GHz~4GHz)に、システムメモリの規格と容量をDDR3の8GBからLPDDR4xの16GBにそれぞれ強化した。バッテリー駆動時間は約6時間だ。 One-Netbook A1も含めて、PC USERのレビューで取り上げるのは今回が初めてとなるので、ここではパワーアップした処理能力に加え、キーボードの使用感や“個性的”な構成のインタフェースなど、超小型PCとしての可能性を評価していこう。
タッチ操作に対応した回転式の液晶ディスプレイを採用
One-Netbook A1シリーズ共通の特徴として、7型で1920×1200ピクセル表示に対応した液晶ディスプレイを備える。クラムシェルスタイルのノートPCと同様に開閉できるのに加え、ディスプレイを180度回転させることで天板側にディスプレイパネルを向けて閉じると、タブレットスタイルで使うことが可能になる。 最近では見ることが少なくなったが、初期の2in1 PCで多用されていたスタイルだ。この方式は、最近よくあるディスプレイを360度開いてタブレットにする機構と比べて、タブレットスタイルにしたときにキーボード面を持つことがなく、本体を持ちやすい。 一方で、ボディーの厚みが増して重くなる傾向にある。また、ディスプレイをほぼ90度にしておかないと回転できず、A1 Proでは右回転のみが可能で左に無理やり回すと破損する恐れがある。 もっともアルミニウム合金製のボディーはガッチリとできており、質感も高い。 また、超小型PCではフォントの表示サイズが使い勝手に大きく影響するが、その設定は悩ましい。拡大縮小設定で推奨(ディスプレイサイズと設定解像度の組み合わせでWindows側が定めている)の200%にすれば表示フォントのサイズが大きくなって見やすくなるものの、Windowsのフォーム回りの表示サイズも大きくなるので、画面の使い勝手が狭苦しくなる。かといって、100%にするとWindowsフォーム回りは広々となって取り回しもやりやすくなるが、フォントの表示サイズは小さくなり見づらくなる。 主観的意見ながら、拡大縮小設定を実際に変えて3週間ほど使ってみた印象としては175~200%では画面が狭苦しくて使い勝手が悪く、100%ではフォントが小さくて目が痛くなるほどに疲れてしまう。 目の調子がいいときは125%でも文字の認識は可能だったが、こちらも長時間、具体的には1時間を超すあたりから文字を読むのにストレスを感じるようになってきた。文字を長時間読み続けられたのは150%設定だったが、こちらも複数のフォームを並べて使おうとすると手狭に感じる。というわけで、フォームを全画面表示にしてAlt+Tabキーで切り替えるのが最適解となるだろう。 ただ、上記の評価はどうしても「主観的な感想」となってしまう。そこで、参考までに拡大縮小設定を100~200%に変えながらWebブラウザのEdgeでPC USERのレビュー記事本文で表示されるフォント1文字のサイズと「メモ帳」の標準設定(フォント=MSゴシック、スタイル=標準、サイズ=12ポイント)で全画面表示時における一行当たりの文字数と表示行数をカウントしてみた。 それぞれの視力や使い勝手に応じて選んでほしい。 続いて、キーボード回りをチェックしよう。
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最終更新:ITmedia PC USER