世界3位は伊達じゃない!?有機ELディスプレイに独自OSを搭載したAmazfitのスマートウォッチ「GTR 3/3 Pro」
コロナ禍で運動不足が気になる人が増えたこともあり、手元で気軽に健康管理が行える“スマートウォッチ”は今大注目の市場。アップルの「Apple Watch」シリーズに代表されるように、スマートフォンメーカーの製品が有名ではありますが、中にはスマートウォッチを主力製品に据えているメーカーもあります。
今回は、海外で徐々に人気を高めているスマートウォッチブランド「Amazfit」の最新モデル「Amazfit GTR 3」「Amazfit GTR 3 Pro」を実際に試せたので、デザインや使用感、機能について紹介していきます。
90以上の国/地域で販売される「Amazfit」はスマートウォッチ出荷台数世界3位の人気ブランド!?
まずは簡単に「Amazfit」というブランドについて紹介しておきましょう。先にも触れた通り、スマートウォッチはアップルやサムスン、ファーウェイなどスマートフォンメーカーの製品が有名ではありますが、中にはスマートウォッチをメインで取り扱うメーカー/ブランドも存在します。
Amazfitは、「Zepp Health Corporation」という会社が展開するスマートウォッチブランドとなっており、2013年に創業。執筆時点では90以上の国と地域で販売されている、グローバルなブランドであり、2021年第3四半期には、成人向けスマートウォッチの世界出荷台数でトップ3にランクインしている人気ブランドです。
Amazfitのスマートウォッチには、独自開発の「Zepp OS」が搭載されています。では、こちらの使用感も含めて、詳細をレビューしていきましょう。
【参照】Zepp Health Corporationについて
シックなデザインと大画面有機ELディスプレイの高精細が魅力
今回は、同時に発売されている「Amazfit GTR 3」と「Amazfit GTR 3 Pro」の2モデルをお借りできたので、それぞれの違いにも注目していきます。なお、価格はそれぞれ3万4800円/3万9800円(公式HPより)となっているので、差額は5000円となっています。
【参照】Amazfit GTR 3【参照】Amazfit GTR 3 Pro
「Amazfit GTR 3」は、ディスプレイサイズが1.39インチ、解像度454×454。「Amazfit GTR 3 Pro」は1.45インチで解像度が480×480となっています。いずれも円形ディスプレイを採用しているので、ぱっと見はシンプルな腕時計。「Amazfit GTR 3」はシリコンバンドのみですが、「Amazfit GTR 3 Pro」はレザータイプのバンドも選択できるので、カジュアル/フォーマル問わず着用できるデザインになっています。
Amazfit GTR 3(左)とAmazfit GTR 3 Pro(右)
いずれのモデルもベゼルレスのデザインになっており、ディスプレイの端まで画面を表示することが出来ます。有機ELディスプレイを採用しているため発色が良く、最大1000ニトとかなり画面を明るくできるようになっているので、屋外での視認性も抜群に良い印象でした。
また、いずれも32g(ストラップ除く)と軽量なのもポイントです。スマートウォッチは、腕時計のように日中つけっぱなしにすることが考えられるので、腕へのストレスが少ないのは重要なポイントです。
シンプルで使いやすい「Zepp OS」と専用アプリ「Zepp」! バッテリーは超長持ち!?
先にも少し触れましたが、「Amazfit GTR 3/3 Pro」には、「Zepp OS」という独自のソフトウエアが搭載されています。基本的な使い方としては、上方向にスワイプで通知の確認、下方向にスワイプで各種アプリの表示、左右にスワイプすることでショートカットの表示が行えます。
縦に長い文章、メールの通知などを確認したい場合には、本体右側面に搭載されている2つのクラウンのうち、上側のものを回転させることでスクロールを行うことが出来ます。もちろん、指で画面をなぞって操作することも可能ですが、物理クラウンでのコントロールは誤操作が少ないだけでなく、画面上を覆わずに動かすことができるので便利です。
ショートカット画面に表示する機能の順番や種類は、専用の「Zepp」アプリから好みにカスタマイズできるようになっています。アプリでは通知を行うアプリや文字盤の変更、アプリを追加するといった操作も可能で、いずれも一目でどの操作を行う項目なのかわかるようになっているのも優秀。スマートウォッチの操作やアプリの仕様も含め、簡潔で使いやすいのが嬉しいポイントでした。
使い勝手という面で大切なのは、バッテリーの持続時間。スマートウォッチは筐体が小さいため、大型のバッテリーを搭載することが難しく、中にはフル機能を使うために毎日充電する必要があるモデルもあります。
「Amazfit GTR 3」は標準使用で最大21日間、ヘビーユースでも10日間のバッテリー持続時間があり、「Amazfit GTR 3 Pro」は標準使用で最大12日間、ヘビーユースで最大6日間のバッテリー持続時間を有しています。いずれも高水準になっており、毎日充電する必要がないのは大きなメリットです。
150種類以上のスポーツモードに多数のヘルスケア機能搭載! Amazon Alexaにも対応!
スマートウォッチにとって大切なのが、スポーツモードやヘルスケア機能の豊富さ。特に数万円するハイエンドモデルには多機能なモデルが多いため、個性を出すうえでも重要なポイントです。
「Amazfit GTR 3/3 Pro」は、両モデルともに150種類以上のスポーツモードを搭載。ランニングやウォーキング、サイクリングといった8種類のスポーツは、特別な操作を行わなくても、開始したタイミングを自動で認識し、データを集計してくれるのが便利なポイントです。
ヘルスケア機能としては、心拍数モニタリングや血中酸素レベルの24時間モニタリング、睡眠時の質と呼吸をモニタリングする機能などを搭載。近年のハイエンドスマートウォッチにおけるヘルスケア機能には一通り対応しており、多くの人が満足できる内容になっているのではないでしょうか。
また、本製品にはAmazon Alexaが搭載されているので、声の操作でアラームの設定や翻訳、天気予報の確認といった動作が行えます。スマートフォンを使用せずにこれらの情報にアクセスできるのは快適でした。
シンプルで使いやすいハイエンドスマートウォッチ! キャンペーンも開催!?
大画面有機ELの美しさや本体の軽量さが特徴的な「Amazfit GTR 3/3 Pro」ですが、直感的に動かせるUIと、専用アプリ「Zepp」のわかりやすいデザインが優秀で、高性能を誰でも簡単に使いこなせるのが魅力的です。
先にも触れた通り、販売価格は「Amazfit GTR 3」が3万4800円、「Amazfit GTR 3 Pro」が3万9800円ですが、2021年12月10日~12月22日の期間限定で、「Amazfit GTR 3/3 Pro」に加え、「Amazfit GTS 3」の3モデルから1つを購入した場合、「Amazfit GTS 3」「Amazfit Bip S Lite」「Amazfit Bip S」のいずれかが抽選で20名までもらえるキャンペーンも開催。詳細は下記URLからご確認ください。
【参照】Amazift年末福袋キャンペーン「1台購入でもう1台おまけ!」
取材・文/佐藤文彦